まだ、アルミサッシ?

みなさん、こんにちは!
モックモックホームです!

本日のお題は「まだ、アルミサッシ?」です。

あなたの家は冬、結露しますか?

海外では結露が出ると欠陥住宅だ!となる国もあります。
日本は結露が当たり前な国です。
ホームセンターでも結露対策の商品がいっぱい売られています。
国の基準が他の国に比べて低いのです。

結露は外気で冷やされた窓のガラスやサッシ(枠)に
室内の暖かな空気が触れると発生します。
結露が多くなれば水滴となり下の木材を濡らしたり
カーテンがくっついてカビを発生させることもあります。
家の大事な構造体である柱を腐らせることにもなりかねません。

窓は選び方を間違うと
冬の外の寒さをダイレクトに部屋に伝えてしまいます。
せっかく温めた室内の熱も逃げていきます。
夏は外の暑さを部屋に伝えてしまいます。
西日の入り込んでくる部屋の暑さは尋常じゃないですよね。

窓は枠(サッシ)とガラスでできています。

今はペアガラスといってガラス2枚が入っているのが主流です。
隙間を作るためにスペーサーと呼ばれるものが入っています。
ガラスに薄い金属を貼り付けたものをLow‐Eガラスといい
最近ではこちらを標準仕様としている会社も多くなってきています。

枠(サッシ)部分はアルミ樹脂複合か樹脂が主流になりつつあります。
北海道では樹脂サッシが当たり前に使われており
海外では、ほぼアルミサッシは使われおらず樹脂か木製が主流です。
先進国でこんなにアルミサッシが普及しているのは日本だけです。
もし新築でアルミサッシで話を進められている方は変えてもらった方がいいですね。

一昔前の日本の窓は、枠(サッシ)部分はアルミでガラスは一枚でした。
築40年の私の実家もこのタイプの窓です。
結露に悩まされている家のほとんどは、この窓じゃないでしょうか。

では、なぜアルミのサッシじゃだめなのでしょうか。

それは化学物質の熱伝導率を調べれば分かります。
樹脂や木製が1以下なのに対してアルミニウムは237です。
アルミニウムは樹脂や木製に比べ熱を伝える数値が非常に高いのです。

金属を手で触るとヒヤッとするのは
手の体温が金属に伝わり、手から熱を奪われるためです。
木を手で触っても冷たく感じないのは
手の体温が木に伝わらず、手から熱が奪われないためです。

アルミはサビに強く軽く加工もしやすいのですが
熱を伝えやすいので窓には不向きな物質と言えます。

家の性能を落とさないためにも
窓はきちんと考えて選びたいですね。
生涯かかる暖房費などのランニングコストのことを考えると
窓にこそお金をかけるべきだと考えています。

あなたは、どんな窓がいいですか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!